パチンコ新機能「フラグ」搭載と4つの新カテゴリー導入を発表|日工組

日本遊技機工業組合(日工組)と日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)は9月8日、都内の日工組会議室で合同プレスカンファレンスを開催し、パチンコ・パチスロの今後の方針を発表した。

冒頭、日工組の榎本善紀理事長は、近年の「パチスロ優勢、パチンコ劣勢」の市場動向について、パチンコが高射幸性機に偏っていた点に触れ、射幸性が低く遊びやすいパチンコ機の復活に注力していく方針を明言した。榎本理事長は、これまでの規制緩和や機能追加を組み合わせることで、「本来の優しくて楽しいパチンコを復活させたい。甘いコーナーを定着させることを第一の目標として取り組む」と述べ、ファン層の拡大に向けた強い意向を示した。また、日電協の小林友也理事長も登壇し、「パチンコとパチスロが両輪となって盛り上がることが遊技業界全体の活性化とファンの裾野拡大につながる」と語り、両団体の連携を強調した。

会見では、パチンコ機に新たに搭載される「通常時フラグ」の概要が発表された。日工組・技術委員会の清原賢二委員長によると、通常時に特定の契機(規定ゲーム数の消化、特定チャンス目の表示、大当たり・確変・時短終了時など)を満たすことでフラグ抽選が行われ、内部状態が移行する仕組みとなる。これにより、チャンス目からの前兆移行や周期的なチャンスゾーン突入、リーチ外れや連敗・駆け抜けといった場面からの逆転契機の創出など、通常時のゲーム性が大きく広がるという。清原委員長は「従来のシンプルな機械と、新たな機能を持つ機械の二本柱で盛り上げていく」とし、年内からの順次導入を見込んでいる。

続いて、日工組が独自に策定したパチンコの「4つの新カテゴリー」が、日工組・未来遊技機委員会の松下智人副委員長から説明された。これは多様化・複雑化したスペックに対し、ユーザーが遊びやすさを直感的に判断しにくくなっている背景を受けて策定されたものとなる。目的として①ユーザーの予算や時間に合わせた最適な機種選択環境の提供、②過度なのめり込みを防ぐ依存問題対策、③ユーザーのスペック誤認防止の3点が挙げられた。

新カテゴリーは、出玉性能や手軽さに応じて以下の4段階に分類される。
・レベル1「スーパーライト」:最も手軽に遊べる
・レベル2「ライト」:手軽に遊べる
・レベル3「ミドル」:出玉の波を楽しめる
・レベル4「ハイ」:より高い出玉性能を追求

基準について日工組側は、図柄揃い確率や大当たり時の出玉、ラッキートリガー(LT)の有無など複数の要素を加味して、各機種がどのカテゴリーに該当するかを決めていると説明した。

新カテゴリーの運用方法としては、小冊子やプロモーションビデオなどのファン向け媒体をはじめ、営業販売資料や取扱説明書などの販促物に統一ロゴを明記する方針。2026年11月導入機種から順次採用を開始し、2027年2月以降に導入される機種からは完全遵守で運用される方針だ。また、過去にリリースされた機種がどのカテゴリーに該当するかの一覧も日工組ウェブサイト上で公開される。

会見の最後には日電協の信田裕一郎副理事長より、2027年2月を「遊びやすいパチンコパチスロ導入強化月間」と位置づけ、パチンコは「スーパーライト」「ライト」、パチスロは「ボーナストリガー(BT)機」や「低射幸AT機」を優先販売することが発表された。その先駆けとして、本年9月22日に東京国際フォーラムで開催される「みんなのパチンコパチスロサミット2026」会場内に、遊びやすいパチンコ・パチスロを各20台設置する特設コーナーを展開する予定となっている。

〔Answers編集部〕

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