大型データ表示機
遊技機の出玉感を最大限に魅せる特大データ表示機

大阪府松原市に2025年4月11日にオープンした『グランキコーナ松原店』。
本誌既報の通り「グラン」を冠する店舗として注目されている同店が6月に早くもリニューアル。
果たしてその狙いとその後の効果はどのようなものだったのか?
今年4月11日にグランドオープンした『グランキコーナ松原店』は、半径5km圏内に5軒の競合店舗がある中、パチンコ600台、パチスロ600台という総台数1200台の大型店としてオープン。本誌2025SUMMER号(Vol.3)でもその様子を紹介してきたが、その後も堅調な稼動状況だ。
中台敦志店長にオープン後の状況について話を聞いたところ、「想像していた以上に駐輪場が埋まっていて、地域のお客さまが来店してくださっているのがうれしい」とのことだ。激戦区という立地にありながら、一次商圏からしっかり集客できているようだった。
『グランキコーナ松原店』は、グランドオープンからわずか約2カ月後の6月6日にリニューアルを敢行した。その目玉は、ダイコク電機の最新データ表示機『BiGMO XCEL』(以下BX)の導入だった。
BXの最たるウリは、21.5インチの縦型大型液晶。タッチインターフェイス搭載で直感的な操作が可能となっており、表示エリアが広いため従来の基本データに加え、スランプグラフなどのデータも同時に表示することが可能。また、遊技説明も詳細に行える。昨今の遊技機の筐体が大型化する中、それに負けないだけのインパクトと機能を有する設計だ。獲得出玉も見やすく、CPU連動で正確なデータを確認できる点もユーザーメリットである。
同店は600台あるパチスロコーナー全台にBXを設置。元々活況だったパチスロコーナーの視覚的な印象をさらに豪奢なものにする手を打った。
中台店長がBX導入に際し、実物を見た第一印象は「まずデカい(笑)」。想像以上のサイズに当初から手応えを感じたようだ。
「縦長でとにかくインパクトがありました。光の動きも派手なので、パチスロコーナーがより活気づきましたね。通常、グランドオープンしてしばらくすると落ち着くものですが、間髪入れず空間の見栄えを大きく変えるBXを導入できて盛り上げられました」

リニューアル直後はBX目当ての業界関係者の視察も少なくなかったようだ。そして普段はパチスロを遊ばないパチンコユーザーもパチスロコーナーへという回遊が生まれた。中台店長はその動きに可能性を感じたと言う。
「パチスロの方がスランプグラフで設定推測ができるなどデータ表示機の需要は高いのですが、パチン
コの海物語シリーズでグラフをチェックするご年配の方も、BXが気になって触ってくださっていました。また、若いお友達同士で『これ、どうやって操作するんだろう』などと話題にしている姿も見かけます。BXに触れたお客さまの感想は、『圧倒的にデータが見やすい』『操作性がいい』といったお声が大多数でした」
スタッフ目線では、「POPの差替え業務が減った。表示エリアが大きくデータ以外の情報もお客さまへ
同時に提供できる。サービス案内など見せ方を工夫すれば、より効果的に運用できそう」といった建設的な意見も出ているようだ。
お盆商戦が終わり、大阪府松原市の激戦区は年末に向けてさらに群雄割拠の様相を呈してくるが、中台店長は競合店と差別化する出玉感を演出する点でBXの可能性を感じていると言う。
「お客さまがデータを見やすくなったということは、当店の役割は出玉を『魅せること』。変えるべきことと変えないことを模索しながらやっていきます」
中台店長はそう意気込んだ。
『グランキコーナ松原店』のグランドオープンから約4カ月。これからの動きにも目が離せない。
取材・文=ダイコク電機

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