SANKYOは10月30日、「KUGITAMA」プロジェクト特設サイトにて、パソコンやスマートフォンなどのブラウザで遊べる無料のパチンコシミュレーターゲームをリリースした。ゲームは懐かしの羽根モノ機「ロボスキーⅠ」と「オールスターⅡ」を再現。

左:シミュレーターゲーム 右:Vチャレンジ画面
「ロボスキーⅠ」(1988年)は、役物内にスキーをはいたロボット・ロボスキーが立っていて、通常時は羽根から拾われた玉がダイレクトあるいは足下にうまく跳ね返って、V入賞すれば大当りとなる。「オールスターⅡ」(1989年)はバスケットボールがモチーフ。通常時羽根から拾われた玉が、手前に出現する敵のディフェンダーをかわし、バウンドして左右に動くゴール(=Vゾーン)に入れば大当りとなる。
玉や風車の動きは物理演算によりリアルに再現されており、その偶然性の動きは見ていて飽きることがない。V入賞口に玉が入ると、そのシーンが拡大表示によってスロー再生される機能もある。また、初めて羽根モノ機を遊ぶ人のために、各部の名称説明などのチュートリアルも搭載している。シミュレーターゲームのラインナップは今後さらに追加予定だという。
この2機種のシミュレーターと同時に公開されたのが、パチンコを知らなくても短時間で楽しめる『Vチャレンジ』だ。これは玉1個だけを発射して入賞を狙うタイミングゲームのようなもの。ノンユーザーのハードルを下げるため、シンプルでわかりやすくすることに徹したゲームだ。
SANKYOはゲーム公開を記念して公式Xアカウントで11月5日(水)11時59分まで、応募者の中から抽選で99名様にQUOカードPay1,000円分が当たるキャンペーンを実施する。
〈「KUGITAMA」プロジェクト特設サイトは下記〉
https://www.kugitama.sankyo-fever.jp/
なぜ、いま羽根モノなのか?
このシミュレーターゲームのリリースは、SANKYOの「KUGITAMAプロジェクト」のデジタル施策第1弾。同社は遊技人口の減少の一因に、「遊技機が複雑でわかりにくくなった」「お金がかかりすぎる」といった固定化されたイメージが浸透したことがあると捉え、” 遊びを愛するすべての人々とともに、パチンコの文化とDNAを次世代へ継承していくことを目指し、釘と玉によるパチンコ本来の面白さをあらためて社会へ伝えていく” として本プロジェクトを始動した。

SANKYOが2026年春公開予定の「デジタル博物館」イメージ
「KUGITAMAプロジェクト」は、デジタル、リアル、プロダクトの三位一体の施策を展開する計画。第2弾はSANKYOやパチンコ業界の歴史・文化を伝える「デジタル博物館」を2026年春に公開予定。さらには夏を目標に、「カフェ×遊技機」の体験型店舗を展開予定。施設の一部を休憩、飲食スペースとして開放し、未経験者や若年層の来訪を促進する。

羽根モノを体験できるカフェのイメージ
秋頃のリリースを目標に、ユーザーに体験の機会を広げるために「羽根モノ機の新規開発」も進める。釘と玉というパチンコの原点に立ち返った羽根モノ機を、ホールが導入しやすい低価格でリリースすることを目指している。

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