ホール関係4団体は日工組、日電協と協力して、ゴールデンウィーク期間中の5月2日(土)、3日(日)の2日間にわたり、営業中の店舗内で一部の遊技機を無料で遊んでもらう「お試しプレイ」を実施する。
「推しパチの日・推しスロの日」(通称:推しの日)と銘打たれた本プロジェクトの目的は、これまでパチンコ・パチスロに触れたことのない若年層に対して、無料で遊技体験できる場を提供し、まずは「触れてもらう」ことにある。なお、「推しパチ・推しスロ」という名称は、学生や若年層の公募意見を反映したもので、「好きなものを応援する場」としての意図がある。

無料遊技の対象機種は「スマート遊技機(スマスロ・スマパチ)」に限定。終日「お試しプレイコーナー」として運用。遊技時間(30分交代制など)やアテンド(遊技アドバイザーなど)の配置については、参加ホールの裁量に委ねられる。
問題点の抽出・効果の検証のため、多くのホールの参加が必要
パチンコ・パチスロ産業「推しの日」委員会は3月31日、都内で記者会見を行い、会見に登壇した全日遊連の合田康広副理事長は、「広告宣伝検討会で長期にわたり議論を重ね、ようやくプレテスト実施に漕ぎ着けた。1店舗でも多くのホールに参加いただき、告知を大々的に行える環境を作りたい」と、業界一丸となった取り組みであることを強調した。

パチンコ・パチスロ産業「推しの日」委員会
また、MIRAIの佐藤公治副代表理事は、参加人口が20年で60%減少している現状を指摘。「既存客7%への施策に留まらず、残り93%の不参加層へ目を向けるべきだ。メーカーのコンテンツ力とホールのリアルな体験を連携させ、未経験者を誘導する導線を創出する」と、プロジェクトの意義を語った。
無料遊技と並ぶもう一つの目玉が、十数社の遊技機メーカーが協力し、若年層に人気の高いアニメIPやコンテンツを活用した限定グッズだ。カタログ形式で「選べる楽しさ」を提供し、賞品交換という産業独自の文化を訴求する。本賞品は通常遊技の景品として提供される。
プロモーション面では、日本遊技機工業組合(日工組)の「KIBUN PACHI-PACHI委員会」が主導。藤田ニコル氏をはじめとするインフルエンサーを活用したSNS拡散や、4月25日・26日開催の「ニコニコ超会議2026」でのブース出展(パーラーニコル)を通じ、若年層への認知を一気に高める。参加ホールには、藤田ニコル氏によるウェルカムメッセージ等の店内アナウンス素材も提供される予定だ。
今回はあくまでもプレテスト。参加したホールや、遊技したユーザーへのアンケートなどをもとに、「推しパチの日」「推しスロの日」開催のための検討材料とするという。業界初の試みとなる「推しの日」のプレテストを、単発のイベントに終わらせず、継続的な若年層ファン獲得モデルへと進化させられるかは、一店舗でも多くの全国のホールが参画することにかかっている。
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