2025年12月末時点の全国のパチンコホール店舗数(許可数)は6,464店で2024年12月末時点より242店(3.6%)減少。2024年の1年間の店舗減少は377軒(5.3%減)だったので、減少ペースは鈍化した。
店舗数の減少が微減にとどまった(減少率2%未満)府県は11あり、このうち佐賀、山形、沖縄、長崎では店舗数は変わらなかった。店舗数の減少率が大きかったのは、秋田(9.5%)、広島(7%)、高知(6.6%)。
全国的に見て減少したのは小規模店舗で、特に「100台以下」の店舗はほぼ半減(47.3%)。その一方で、「1001台以上」規模の店舗は23店舗増え、「501台~1,000台」規模の店舗は31店舗増えた。
2025年12月末時点のパチンコ・パチスロ遊技機の総設置台数は3,234,218台で、同9万1,534台(2.8%)減。2024年の1年間の減少率は2.9%だったので、ほぼ同じペースでの減少となった。
10県では遊技機台数減少せず
ただし、2024年12月末から2025年12月末までの1年間に、遊技機台数が減らなかった県が10あった。10の県は、岡山、山形、沖縄、長崎、新潟、愛媛、茨城、宮崎、福島、福井。これらの県ではパチスロ台数が前年比で増えていることに加えて、パチンコ台数の減少率が他都道府県と比較して小さかった。

遊技機総台数が大きく減ったのは東京(11.7%)、大分(9.8%)、千葉(7.2%)、秋田(6.6%)、神奈川(6.4%)。これらの県ではパチンコ台数はもちろんのこと、パチスロ台数も減少している。首都圏(一都三県)の中で、埼玉は健闘し遊技機台数の減少はわずか0.4%(624台)にとどまった。
過去4年間ではどのように変化したか?
近年で店舗閉店が最も多かったのは、旧規則機の撤去期限を迎えた2022年で、この1年間に793軒(9.4%)減少した。この直前の2021年12月末と比較して、店舗数の減少率が小さいのは、沖縄(4.1%減)、佐賀、福井。遊技機台数の減少率が小さいのは、青森(0.6%増)、沖縄、香川。逆に、店舗数の減少率が大きいのは、石川(35.4%減)、岐阜、山口。遊技機台数の減少率が大きいのは、神奈川(30.2%減)、東京、山口。千葉の減少率は6番目に大きく、埼玉県を除いた首都圏で大きく市場が縮小している可能性がある。
ただし、DK-SIS白書が報告している通り「業界粗利の低下傾向は近年、底打ち感がある」こと、および、日遊協調査が報告している「遊技参加人口は2年連続して増加している」ことを考えると、上記の遊技機台数の減少率が大きかった都県は、いちはやく「競争環境が適正化」したと見るべきかもしれない。
文=Answers編集部
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