コラム

戦略立案に必要不可欠な商圏特性の理解について

戦略立案に必要不可欠な商圏特性の理解について
戦略立案に必要不可欠な商圏特性の理解について
文=宮川雄一(コンサルタント)/text by Miyakawa Yuichi

今回は、マーケティングにとって重要な商圏特性について、解説したいと思います。

最近分析したある商圏では、パチンコ全体客数に占める4円パチンコ客数の割合が極めて低い状況でした。ほとんどのお客様が低玉を遊技していたのです。

注意すべき点は、4円パチンコ客数割合の低下や、4円パチンコの市場全体の客数の減少が、「パチスロと比較したパチンコの(主に遊技機の)相対的な魅力」という観点で説明されてしまうことです。それは、相対的なパチンコ低迷状況の、あくまでも要因のひとつにすぎません。なぜかというと、商圏人口における高齢者の割合が高まれば、それに連動して低玉を遊技するプレイヤーの割合が上昇する傾向があるからです。

4円パチンコの客数よりも低玉の客数が多いことが当たり前の光景と思ってしまうと、営業面での判断を誤る危険があります。

>>記事全文は『Amusement Business Answers』(2025 AUTUMN Vo.1 No.4)でお読みいただけます。


■宮川雄一
株式会社アミューズ・ファクトリー 代表取締役社長。慶應義塾大学卒。外資系コンサルティング会社で理論に基づいた業績改善手法を現場に適用する経験を積んだのち、パチンコ業界でチェーン店と販社を経営する企業の経営に参画。チェーン店は2年間で既存店売上高を5割増、グループ全体を高成長させた。2007年、株式会社アミューズ・ファクトリー設立。

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