店舗運営・経営ナレッジ

時間消費型と短時間勝負型の二極化

2026年を展望するうえで欠かせない視点は、「遊技人口の構造変化」と「玉単価の上昇」という2つの潮流です。

遊技人口シェアを見ると、近年はパチスロが増加し、パチンコが減少する流れが続いています。特に4円パチンコは玉単価が2円を超え、高単価時代に完全に突入しました。これにより遊技時間は減少傾向にありますが、依然として全体粗利の44%をパチンコが生み出しているという事実は重く受け止める必要があります。

これは、従来の「長時間遊技」という価値基準ではなく、「短時間でも成立する価値」へとお客様の評価軸が転換した証左と言えます。時間軸(稼働)だけで機種を評価する時代ではなくなり、売上や粗利といった、ダイレクトな計数の読み解きがより重要になっていきます。

また、お客様のお財布状況が大きく変わらない中で玉単価だけが上昇すれば、OUTの減少は自然な流れです。短時間勝負のニーズが増えるのも必然と言えるでしょう。

スマスロの設置比率は横ばいで需給バランスが安定していますが、スマパチは今後さらに拡大が予測されます。玉単価の上昇とともに、「時間消費型」と「短時間勝負型」という二極化はさらに進行していきます。

2026年は、この二極化を前提に、時間帯別ニーズをどう読み解くかが重要になります。ホール営業では、単純に稼働だけで機種を判断するのではなく、機種構成の最適化や、対象別に細かく設計された販促プロモーションが求められるはずです。

吉田真晃 フリコユラス 代表取締役/ 1994年、6店舗のパチンコ企業に入社。店長を経て、2006年に20店舗の統括責任者に就任し店長教育を担当。2014年、営業力向上コンサルタントとして独立、フリコユラスを設立。現在は具体的な戦術にこだわった勉強会スタイルの支援をおこなう。

 

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