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若年層開拓に10円パチスロに注目

かつて30兆円産業と称されたパチンコ業界も、2018年の風営法改正、スマート遊技機への設備投資の負担などで中小ホールの閉店が相次ぎ、店舗数は全盛期の1万8,000軒から2025年には7,000軒を下回るといわれる。

さらにLT機の登場で遊技はマニア層中心となり、若年層の参加率は男性12%、女性6%まで低下した。新たな顧客を開拓していかなければ業界の未来は暗い。

若年層からサラリーマン層に至るまで、可処分所得が下がり続ける日本において、お金がかからないデジタルレジャー(スマホゲーム等)へとユーザーが移行しているのは間違いないだろう。『レジャー白書』によると、娯楽を含めた4種90ジャンルの実に約8割のジャンルで参加人口が大きく減少している。つまり、レジャー産業は、デジタル化の波に巻き込まれていると言っていい。

そんな中、遊技業界が注目すべきは「10円スロット」だ。関西圏の900台規模のホールへ導入後、なんと半年間でパチスロ部門の稼働率が8%から65%へ回復した。同店では、若年層の「連れスロ」を楽しむ姿が見られ、新規ユーザーやスリープ層の復活が確認された。

スマホ普及と可処分所得の減少で「安価なデジタルレジャー」が主流となる今、10円という手頃さと適度な射幸性が若年層にマッチしているようだ。

全国的にこの成功モデルを横展できれば、パチンコ業界は再び多くのファンを呼び戻すことができるかもしれない!

松田修身 BRAIN DIVE 代表取締役/2000年、東海地方を中心とした大手ホール企業に入社。2003年に店長、2014年にエリア長。2020年に稼働ランク日本一を達成。同年、独立。2024年にBRAIN DIVE設立。市場導入前の遊技機をAIによって評価する「PS.AI」をリリース。

 

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