CASE|採用管理システムを自社開発

株式会社イチバン・コーポレーション
人事兼情報システム部 兵藤正人氏
弊社は2024年の『ICHI-BAN近江八幡店SLOT333』のオープンを機に、本社および店舗業務の効率化に取り組むことになりました。その一環で、本社で人事と情報システムを兼任している私が、そのスキルを習得するためにENTER様の「業務自動化研修」を受講することになりました。
Pythonを使うのは初めてだったので、実際のプログラミングはなかなか難しかったのですが、講師の方の助けを借りながらなんとかこなしました。その基礎を学んだあとは生成AIにプログラムを書かせる方法を学びます。
受講後すぐに取り組んだのが、アルバイトの採用情報管理の自動化です。複数サイトからの応募者情報を一括して管理できるシステムを使っていましたが、これを自分が使いやすいように開発しました。これにより毎月4万円かかっていたシステム使用料がなくなり、単純計算で年間48万円を削減することができました。
人事部門で業務自動化ツールを自社開発できたことは営業部門にも共有しています。営業データの集約や資料の作成には年間で莫大な時間が使われているので、この削減に少しでも貢献できればと思っています。
旧態依然のやり方では後れを取る
パチンコホール業界で長年にわたり当たり前のようにおこなってきた仕事の進め方は、デジタル化の時代に大きな後れを取っているのが現状だ。日々の数値集計や帳票作成というルーチン作業に費やされる時間は、年間では何万時間にものぼる。そこに手作業が入っていれば、転記ミスも起こり、データの精度が低下する。
たとえば、ホールコンからCSVをエクスポートし、それをエクセルにインポートし、別のエクセルファイルのあるシートからデータをコピーして…といった作業をおこなっている場合、これはすべて自動化可能だ。営業レポート作成から、ある時刻に関係者のLINEに投稿するというところまで自動で実行できる。
業務効率化により大きなコスト削減ができるだけでなく、営業幹部や経営層は必要な営業レポートをすぐに確認できるため、「判断」や「戦略立案」に充てる時間をより多く確保できるようになる。
業界に特化した実践的な研修
ENTER(東京都新宿区)が提供している『業務自動化研修』は、Pythonや生成AIを活用したパチンコ業務に特化したプログラミングスクール。Pythonを活用した業務自動化プログラム作成など、未経験者でも実務で役立つスキルが身に付く効率重視の短期集中型研修になっている。
動画を視聴するだけの研修ではなく、通話とテキストで質問可能なオンライン研修なので、講義中の質疑応答や講義時間外でもチャットツールで対応可能と、講師と双方向のコミュニケーションで基礎から理解を深めていく。カリキュラムはパチンコホール業界のビジネスや業務要件を深く理解したチームが構築しており、意思決定層が求める帳票・情報の実態を踏まえて、「その目的のためのツールを作るにはどういう知識が必要か」を逆算した内容になっている。そしてこのカリキュラムは、マルハン東日本カンパニーで実際に年間6.3万時間もの業務時間削減を実現した業務自動化のノウハウをもとにしたものという点でも注目を集めている。
『業務自動化研修』では、1.5時間×10回の計15時間のオンライン講義を2~3カ月かけて受講する。Pythonプログラミングの基礎から始まるが、実際のコーディングは基本的にAIを使用する。講座と講座の間には各自で課題に取り組み、わからないことがあれば、Slack上で講師に自由に質問できる。

研修を修了すると、「自社に特化した業務自動化ツールを、生成AIを使って開発するスキル」を習得できる。さらに、希望者には有償オプションとして研修後1カ月間、実際のツール開発をサポートしてくれる。ここでは実際の営業数値ではなく、ダミーの数字を使っての開発も可能だ。
ツール開発は内製すべき理由
ENTERが業務自動化ツールの自社開発を勧めているのは、第一に、システム開発費と比較すると人材開発のほうが安価だからだ。第二に、ホール業務を知っている社員だからこそ、本当に現場が必要とするツールを開発できるからだ。そして、自社で人材を育成することで将来的に内製化が可能となり、継続的なシステム開発コストの低減につながる。
営業数値の自動集計・分析ツール」が完成すれば、次に「遊技機の在庫管理」「賞品の発注~在庫管理」と自動化が進み、ホール営業全体が効率的に回るようになるし経費も削減される。
パチンコ業務に特化したENTER『業務自動化研修』は、経営効率化を目指すホール企業にとって新たな可能性を見いだす第一歩であると言えそうだ。

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