遊技機開発者の視点
開発が語る大ヒット機種の法則は企画段階のコンセプト通りの機械
文 = 荒井孝太(チャンスメイト 代表取締役)/text by Arai Kota
とある大手メーカーの元開発責任者の方に、「大ヒット機種は開発中からヒットの臭い等を感じたことはありますか?」と質問したことがあります。その方は、「○○(大ヒット機種)は開発中には、私はそこまでヒットするとは感じていなかった」としながらも、ヒット以上の機械開発には一定の法則があるとのことでした。それは、「企画段階で立てたコンセプト通りに機械がリリースされたものはヒット率が高い」ということでした。
遊技機開発は最低でも2年ほどかかるといわれています。最近リリースされた某機械に関しては、開発期間はなんと6年以上だったと噂されています。なぜそこまで開発期間がかかるのかというと、その原因は現在の遊技機の検定制度に他ならないのです。
遊技機は各都道府県公安委員会の承認を得なければホールに設置することができません。また、その公安委員会の検定を通過した機械の部品1つでも変更しようとすれば、再度持ち込み直さなければならない厳しいものです。そのため、各メーカーはかなり綿密なデバッグをします。また、保通協を始めとした指定検査機関への申請や公安委員会の検定があるため、メーカー内で遊技機が完成してから実際にホールに導入されるまで、最短で半年。長ければ1年以上かかることも珍しくありません。
>>記事全文は『Amusement Business Answers』(2026 WINTER Vo.2 No.5)でお読みいただけます。
■ 荒井孝太株式会社チャンスメイト 代表取締役。パチンコメーカーで営業、開発を歴任後、2017年に遊技機開発会社チャンスメイトを設立。パチンコ業界をより良く、もっと面白くするために、遊技機開発業務の傍ら、ホール向け勉強会や全国ホール団体等の講演会業務など広く引き受けている。
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