日本遊技関連事業協会(日遊協)は1月14日、都内で臨時社員総会を開催した。冒頭で挨拶に立った西村拓郎会長は、「健全化」の再定義や依存症対策の重要性についての見解を述べた。

西村拓郎会長
西村会長は、反社会的勢力の排除など、過去の課題を乗り越えた現在のパチンコ業界における健全化について、「社会から信頼され、認められる安心安全なエンタメ産業になること」と定義した。その上で、広告宣伝ガイドラインを遵守しない一部の動きを「足を引っ張り合う程度の低い話」と厳しく断じ、「法令やガイドラインの遵守は当たり前のこと」として、業界が一丸となるよう呼びかけた。
特に喫緊の課題として挙げたのが、デジタル技術を活用したギャンブル等依存症対策だ。「お客様のインとアウトがきっちり把握できるキャッシュレスを推進することによって、依存対策のためのDXをしっかりと、業界の皆が同じ方向を向いて進めていくことが大事だと思う」と述べた。
業界内にはキャッシュレスのための設備導入コストを懸念する声があるが、西村会長はこの「総論賛成、各論反対」の状況に対して、「コストをかけるということは未来への投資。未来への投資ができない業種、業態、企業は必ず衰退しているではありませんか」と理解を求めた。投資負担増を理由に依存症対策DX化の議論を遅らせることは、業界の存続を危うくすることに等しいとの強い危機感と、キャッシュレス推進の意欲を示したうえで、「次世代のために業界が同じ方向を向いて着実に前進していきましょう」と呼びかけた。

左から:小名弘敏理事(東北支部長)、藤原国明理事、松谷義明理事(北海道支部長)、西村拓郎会長
臨時社員総会では新たな役員に選任された、小名弘敏理事(ニラク)、藤原国明理事(電子認証システム協議会)、松谷義明理事(ビクトリア観光)を承認した。
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